なにか便利なロボットを作ってみようと思い立ったとしても、どんな風に作ればよいのか悩んでしまうかもしれない。

先ごろスタートアップ Vincrossが公開したのは、各自が想像力あふれるロボットを作成するのに必要なツールをすべて備えているロボット作成キット「MIND KIT」だ。キャタピラー、コンピューターボード、ローヴァー、センサー、バッテリーを簡単に組み合わせてカスタマイズできるモジュール式のキットである。

MIND KITはロボット専用に設計されており、必要なものもすべて揃っているので、想像力を少し働かせるだけで初心者でも組み立てが可能としている。

ロボットのセンシング、思考、意思決定、言語処理を制御するシングルボードコンピュータ「セリーブラム（Cerebrum）」、ロボットの動作を制御・作成するシングルボードコンピュータ「サーボ制御装置（Servo Controller）」、大容量リチウムイオンバッテリー「ロボットバッテリー」がコア・モジュールで、簡単に重ねられ、「アーム」部分を閉じるとすべてのモジュールを簡単に固定できる。

このコア・モジュールの上には、360°の2Dレーザースキャニングセンサーである「LiDARモジュール」や、音声認識チップや6つのマイクアレイ、スピーカーを備えた「マイクアレイモジュール」などのセンサー系統がつけられる。また、下部には駆動装置として「ローヴァー」、「サッカー」、「タンク」の各ベースを用意。

さて、どんなロボットが作れるのかというと、太鼓をたたいたり、塩を振ったり、凧を揚げたり、サッカーをしたりと、いろんな楽しみ方ができるロボットのようだ。