MAD Architectsが手がけたプロジェクトの建築模型
パリのポンピドゥーセンターが取得

▲「Pingtan Art Museum」 Dimensions: 150*150*12 cm, Material(s): paint, resin, wood, Scale: 1:600, Photo: Shu He

パリのポンピドゥーセンター(Centre Pompidou)は、中国の建築設計事務所 MAD Architectsが手がけたもっとも重要なプロジェクトのうち、10件・建築模型12点を取得した。

それぞれMADの建築ヴィジョンを示すための模型で、自然、地球、空との対話を作り出すような、夢のような景色にも似た、未来の建築をイメージする同事務所のコアバリューを体現したものだ。

▲「Chaoyang Park Plaza」 Dimensions: 29*60*30 cm, Material(s): concrete, resin, Scale: 1:400

▲「Absolute Towers」 Dimensions: 111*56*125 cm, Material(s): foam, PLA, plastic, wood, Scale: 1:300, Photo: Fang Zhenning

これらの模型を永久収蔵品として取得したポンピドゥーセンターは、ヨーロッパで初めてMADの作品を収集した主要な文化機関となる。2019年4月には、これらを展覧会で披露するそうだ。

このコレクションは2005年から現在までに手がけたプロジェクトで、同事務所の設計思想や建築へのアプローチがどのように進化したかを示すもの。作品は多岐にわたり、現代的な幼稚園に改装した民家から、都会の森として構想された住居向けタワー、自然の地形や空間を都市に取り入れた複合施設まで、いずれも建築の未来についての提言といえる。

▲「Clover House」 Dimensions: 32*27*23 cm, Material(s): acrylic, PVC, wood, Scale: 1:100

▲「Nanjing Zendai Himalayas Center」 Dimensions: 230*108*58 cm, Material(s): acrylic, crystal, PVC, wood, Scale: 1:300, Photo: CreatAR Images

これら12点は全てがそこに暮らす人々の心や感情が求める独特の感覚や、彼らの自然とのつながりにしたがって、人類、都市、環境のあいだのバランスを作り出すMADの試みを体現している。End