コンベンションセンター「RAI Amsterdam」にホテルを新設
OMAによる三角形のボリュームを3つ重ねたデザイン

アムステルダムのコンベンションセンターとして知られる「RAI Amsterdam」に新たにホテルが誕生する。建築設計事務所 OMAが設計する「Nhow Amsterdam RAI Hotel」は、同市で急速に発展するザイダス(Zuidas)ビジネス地区に建設される。

客室は合計で650室、レストラン、バー、ライブ用テレビスタジオなども備える複合施設としてベネルクス3国で最大級のホテルとなり、RAIでのイベント後にも仕事や娯楽の場を提供するという。複数日にわたる国際会議、展示会、イベントにおいて同ホテルを利用することで、ビジター、出展者、講演者、現地で組織されたチームにとって質の高い本拠地となる。

位置をずらした3つの三角形のボリュームは、アムステルダムの街並みにユニークな一面を添えるだろう。高さ91mの新建築の形は、RAI横のヨーロッパ広場(Europaplein)に立つ三角形の広告塔を模している。

ファサードにはアルミニウムとガラスパネルを使用。24階建てでそのうち19階がホテルフロアとなり、各階には24~36の客室を備える。ロビーは2フロアに分かれ、1階に賃貸店舗スペース、2階にラウンジとバーがある。斬新なインテリアは動画で紹介されている。

最上階には公共施設と半公共施設を設置。ロビーからエレベーターでアクセスでき、アムステルダムの壮大なパノラマビューを楽しめる。「オンエア(On Air)」という名前のこのエリアには、集会・会議室、ラウンジ、放送スタジオがあり、毎日テレビ番組が収録可能、宿泊客もビジターも利用できるそうだ。End