NEWS | 建築
2019.02.22 18:15
2018年2月に竣工した中国・上海虹橋空港に隣接するビジネスパーク「Portmix Shanghai」の設計を、隈研吾建築都市設計事務所が担当した。
約43ヘクタール(約430,000平米)の複合ビルで、アメニティ棟のワークスペースの「ボックス」を、木造と瓦屋根で作られた「家」と名づけられたインティメートな多目的空間が、ゆるやかにつないでいく構造だ。
水と竹で構成されたアジア的ランドスケープと、この「家」によって、従来のビジネスパークとは異なる、ヒューマンで人を癒すワーキングスペースが生まれた。
外壁は、特製のコテを用いて塗られたストライプでランダムなパターンをもつ土壁で覆っている。中国の水墨画を想起させる、陰影とゆらぎのあるファサードに仕上がっている。