NEWS | 建築
2019.02.26 12:08
日本橋三越本店は、持続的な成長に向けた重要戦略の第一弾として、2017年からの第一期再開発に着手し、2018年10月にリニューアルオープンした。
同店での大規模な改装は約30年ぶりだそうで、設計は隈研吾建築都市設計事務所が手がけた。今回は、「白く輝く森」をテーマに、日本で最初のデパートメント・ストアである同店をリニューアル。
柱の頂部には、3Dデータを基にカットしたアルミパネルを異なる角度で取り付けて、「樹冠」を作り上げた。この「樹冠」が連続することで、都市の中に森を創造したという。パネル1枚に対して1個ずつLED照明を取り付けており、これにより木漏れ日の効果が生まれた。
同店は、横河民輔が1914年に設計した重要文化財。その輝きを今回のリニューアルで取り戻し、東京の下町文化再生の拠点としてよみがえらせることを目指したそうだ。