NEWS | カルチャー / サイエンス
2019.02.25 17:25
山岳・自然分野のメディア事業を手がける山と溪谷社は、2019年2月15日(金)に書籍「世界の仕組みを物理学で知る」を刊行した。定価は1,400円(税別)である。
20世紀に目覚ましい進展を遂げた物理学。とくに相対性理論と量子力学は、人類の思考を支配している常識を根底から覆した。相対性理論によって宇宙飛行や核エネルギーなど最先端の技術が生まれ、量子力学の応用からはパソコンやスマートフォンが誕生した。また、生命の謎や宇宙の誕生も量子論によって解き明かされようとしている。
同書ではまったく数式を使わず、物理学の最新理論を使って世界の仕組みの不思議を誰にでも分かるように、全7章・51節の構成で解き明かしている。
著者は、日本を代表する物理学者で宇宙論が専門の高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所 松原隆彦教授。
文系の人には難解な印象がつきまとう物理学だが、物理学を知ることによってものの見方、世界の見方が大きく変わることを感じる解説書になるだろう。