NEWS | 展覧会 / 建築
2019.02.21 15:13
神戸市中央区にある竹中大工道具館では、2019年3月30日(土)から5月12日(日)まで、企画展「水車大工-水力エネルギーをデザインする-」が開催される。
かつては日本の各地で利用されていた水車。電気がまだなかった時代には、庶民が使える唯一の動力として、穀物の精白や藁打ちなど、労力を大いに軽減してきた。
このような機構の一式を作る水車大工は、現代風に言えば、自然エネルギーを最高の効率で動力に変える「環境工学のエンジニア」ではないだろうか。電気の普及とともに次第に姿を消してしまったが、近年では、再生可能なエネルギーを使い、二酸化炭素も出さない動力源として、改めて注目されているという。
今回は、福岡県久留米市の水車大工で、野瀬建設代表の野瀬秀拓氏の技術を中心に、水の流れを動力に変える匠の技を紹介する。
また、2019年4月20日(土)には、神戸芸術センター会議室にて同氏を講師として招き、同館の「技と心」セミナー「水車の構造と作り方」も開催(要申込)。建築とも家具とも違う水車ならではの技術や工夫について、水車大工の第一人者が語るイベントとなっている。
水車大工-水力エネルギーをデザインする-
- 会期
- 2019年3月30日(土)~5月12日(日)
- 開館時間
- 9:30~16:30(入場は16:00まで)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 会場
- 竹中大工道具館 1Fホール
- 詳細
- https://www.dougukan.jp/special_exhibition/watermill
- 日時
- 2019年4月20日(土)
13:30~15:00(13:00開場) - 参加費
- 無料(下記サイトまたは往復ハガキで事前申込が必要)
- 会場
- 神戸芸術センター会議室
- 講師
- 野瀬秀拓(水車大工・野瀬建設代表)
- 詳細
- https://www.dougukan.jp/event/detail.php?id=5bee22e058814