東京・六本木の東京ミッドタウン内にある21_21 DESIGN SIGHTでは、2019年3月15日（金）から3月31日（日）まで、フレンチ・デザイン展「NO TASTE FOR BAD TASTE　スタルク、ブルレック….」が開催される。

同展は、フランス創作家具振興会（Valorisation de l’Innovation dans l’Ameublement、VIA）のプログラム「Le French Design（フレンチ・デザイン）」が、VIAの40年間にわたるインテリアデザインへの貢献と支援を記念して開催する世界巡回展である。

今回、ジャン=シャルル・ド・カステルバジャックをはじめとする国際的に活躍する40人のクリエイターがシンクタンクを結成、「フレンチ・デザイン」の定義を行った。

そして、「アール･ド･ヴィーヴル（日常に息づく芸術）」「創造性と産業」「ラグジュアリーの香るエレガンス」「持続可能な革新性」「大胆さ」「サヴォアフェール（職人技）」「バランス」「伝統」「異文化への開放性」「品格」という10個のキーコンセプトを導き出し、これにもとづいてプロダクトを選出。

東京展では、このプログラムを紹介するとともに、このうち５個のコンセンプトにフォーカスし、これを象徴するプロダクト作品を展示する。

フレンチエレガンスの伝道師であるファッションデザイナー カステルバジャックが、フレンチ・デザインを反映するテントを用いて、展覧会全体を演出するエレガントで詩的なセノグラフィをデザイン。来場者はテント内を回遊し、作品を試すなど、フレンチ・デザインならではの世界観が楽しめる構成になっている。