1972年ミュンヘンオリンピックの会場
「オリンピアパーク・ミュンヘン」
新たに建設予定のスポーツアリーナの計画案が発表

1972年に開催されたミュンヘンオリンピックの会場は、現在はオリンピアパークとして市民の憩いの場になっているという。

現代建築として重要な歴史的背景をもつこの地で、新しいスポーツアリーナの建設が計画されている。デンマークの建設設計事務所 3XNが、そのデザインを担当した。

基準となるデザインの原則は景色のなかスポーツにフォーカス。これは、1972年のオリンピックのモットーである「緑のなかでのオリンピック大会」、および建築家 ギュンター・ベーニッシュ(Günter Behnisch)とフライ・オットー(Frei Otto)が描いた当初のビジョンで表現された大胆さと楽観主義を反映したことによるものだ。

本プロジェクトは、オリンピアパークの当初の目的を拡張し、公園の来場者に向けた現代的な屋内および屋外のスポーツ施設を新たに提供。

11,500人収容のスポーツアリーナは今後、アイスホッケーのレッドブル・ミュンヘンや、バスケットボールのFCバイエルン・ミュンヘンのホームグラウンドとなる予定だ。学校、アマチュアクラブ、若き才能に向けた地元のスポーツインフラとして、また、地元のスポーツインフラとして、3つの屋根つきアイススケートリンクを増設。トレーニング施設やレクリエーション向けとしての活用も見込んでいるようだ。End