NEWS | ビジネス
2019.02.19 16:10
クレジットカードの Mastercardは、ブランドの新たな発信に向けて、同社のサウンドロゴを発表した。顧客が世界中のどこでもMastercardと関わるときに、これまでになく覚えやすいメロディを流し、シンプルでシームレスな親しみを提供するという。
これは、先ごろ同社がロゴから「Mastercard」の文字をなくして、シンボルブランドに変更したことに続く取り組みで、継続的なブランド変革の一環。アメリカのロックバンド リンキン・パーク(Linkin Park)のマイク・シノダ(Mike Shinoda)など、世界中のミュージシャンやアーティストに依頼した。
グローバルブランドの堅実な発信力を維持しながら、ローカルな関連性ももたせた、ジャンルや文化を越えて個性的で記憶に残るメロディができあがった。さらに、さまざまな楽器やテンポを使うことで、オペラ調、映画風、遊び心のあるもの、あるいは地域色をもたせたものなど、ユニークなスタイルでメロディを発信できるとしている。
2022年までにボイスショッピングは400億ドルに達すると予測する調査もあり、オーディオアイデンティティは、ブランドと顧客を新たな次元で結び付けるだけでなく、顧客がショッピングや生活、デジタル・モバイルショッピングを容易にするツールにもなりつつある。
同社のメロディは、同社のサウンドアーキテクチャの基盤となるもので、楽譜、サウンドロゴ、着信音、保留音や店頭での決済時のサウンドまで、さまざまな運用が想定されている。