ペダルを漕いだらパンが焼ける!?
屋外型の人力パン製造装置「Brawn&Bread」

ロンドンをベースに活動するStudio MICATは、建築家・デザイナーのMichael GarnettとCathrin Walczykが2016年に立ち上げたスタジオだ。

彼らは1度限りの機械彫刻によるデザインを楽しみつつ、共同制作するというプロセスに関心を抱いている。また、クリエイティブな活動は他者とつながるのに有効な手段だとしている。

そんな彼らの最新のプロジェクト「Brawn&Bread」は屋外型のパン製造装置。ペダルを漕ぐことで、穀物を挽き、生地を練り、薪オーブンを使ってパンを焼くというもの。

実際に、アメリカ・ニューハンプシャー州の「Beam Camp」というサマーキャンプ・プログラムで、同スタジオと11〜17歳の参加者が協力してこの「Brawn&Bread」を作り上げた。

本装置は、パン1斤が作れるプロセスが体験できるように設計されており、Beam Campに常設した際は最大150人のキャンプ参加者とスタッフに毎日パンを提供した(人力で)。パン焼きジムは、毎日に必要不可欠な食材を作り出すのにも努力がいることを思い出させてくれるのだ。End