イタリアの照明ブランド Flos
Stockholm Furniture & Light Fair 2019で新作を披露

イタリアの照明ブランド Flosは、2019年2月5日(火)から2月9日(土)まで開催された「Stockholm Furniture & Light Fair 2019」に出展し、スカンジナビア市場向けに新しい装飾デザインや建築システムのセレクションを披露した。

2019年のFlosの照明スタンドには、新製品を飾るにふさわしい、洗練された背景として機能する淡い色の壁を用いた。

来場者を最初に出迎えたのは、デザインオフィス nendoによる「Gaku(額)」と「Sawaru」で、同社と佐藤オオキのコラボ第1弾。Gakuはミニチュアの部屋のように、ランプや、碗、花瓶、鏡、ブックエンドなどのマッチするものを内側に置いて両者に対話させる、用途の広い正方形のアイテム。Sawaruは、互いに触れ合う2つの円柱からなる照明で、3つの角度で方向を変えられる光の彫刻だ。

▲Sawaru by nendo

そのほか、1960年代初頭の創業以来Flosの代名詞となった「cocoon wrapping」の技術を用いMichael Anastassiadesが作成した印象的な吊り下げランプ「Overlap」の原形をなす2つの連結リングや、フィリップ・スタルク(Philippe Starck)がデザインした大きな楕円形の鏡「La Plus Belle」、コンスタンチン・グルチッチ(Konstantin Grcic)の「Noctambule」の基本文法をなす円筒形のシースルーガラスモジュールを展示。

▲Noctambule by Konstantin Grcic

▲Zero Track by Flos Architectural

Flos 建築コレクションで最新の発表となるのは「Zero Track」。15mmという最小サイズの表面に設置した帯状の照明で、アクセントや拡散効果などさまざまな調光ができる。受付カウンターの上には、Vincent Van Duysenによる白く洗練された仕上げの照明システム「Infra-Structure」が展示された。End