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2019.02.12 16:23
フォルクスワーゲンは、同社のアイデアマネジメントを改め、業務改善アイデアに対するインセンティブを約51,000ユーロ(約637万円)から、約50%増の最大75,000ユーロ(約936万円)に引き上げると発表した。
同制度は2019年2月1日から実施しており、従業員から非常に高い評価を受けているという。施行後の数日間で、すでに750点以上の業務改善案が提出されているそうだ。
また、新しいITシステムにより、業務改善アイデアの提出をオンライン化して簡素化。ラインマネージャーや専門家は、使い勝手の良いシステムでアイデアを検討し、処理することができる。
アイデアは提出後にただちにチェックを受け、規定の基準を満たしているかどうかが確認される。ラインマネージャーは、自分の部署で自分のチームの従業員が提出したアイデアの効果を評価。これがインセンティブの金額を決める上でより重要になるとのこと。従業員は、職場のコンピュータでも個人のデバイスで社外からでもアイデアを送信できる。
毎年、ドイツのフォルクスワーゲングループ従業員の約3分の1が業務改善アイデアを提出しており、2018年だけで42,000点を超える応募があった。支給されたインセンティブは、年間平均で約2,300万ユーロ(約28億7,000万円)に達しているようだ。