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2019.02.12 16:12
スウェーデン最南部の都市マルメ(Malmö)を拠点とする「Malmö Upcycling Service」は、地元の製造業者から出たゴミともいえる材料の可能性を探ることに焦点を当てるデザイン集団だ。
このプロジェクトの主な目的は、循環型生産と持続可能なデザインプロセスにおけるデザイナーの責任を強調すること。主にスウェーデン南部の製造業者と協力して、廃棄物を使って新製品を作り出し、ゴミから資源へと廃棄物の見方を変えることを目指している。
彼らは、2019年の家具展示会に向けて、サステナビリティの観点から彼らの生産を実際に吟味するように業界に求めていく考えだ。この展示会では、企業に対してその野心が持続可能な生産という点でどれくらい高くつくか評価するように求める簡単なアンケートを行うことにしている。
また、100%再利用された材料から制作しカリスマティックなデザインのチェアとスツールの新しいコレクションをこの展示会で発表するそうだ。
彼らのチェアに座る資格があるのは、循環型のソリューションを自身のビジネスに取り入れている企業と言えるかもしれない。これこそが、彼らがスカンジナビアの家具業界に伝えようとしているメッセージなのだ。