工芸の見本市&展示販売会「DIALOGUE 2019」が京都で3月7日から開催
今年のテーマは「親密な工芸」。
会期中にはB to Bに向けの工房ツアーやトークセッションも。

2019年3月7日(木)〜9日(土)、ホテル カンラ 京都で工芸の見本市&展示販売会「DIALOGUE」が開催される。「工芸を“未来志向”のものづくりへ」というキーワードのもと、京都を中心に全国から伝統的な背景を持つ、つくり手の商品が集まる3日間だ。16年につづき18年に第2回目が開催された際には、Webマガジン「AXIS」で連載中の日本の手仕事に詳しい日野明子さんが「DIALOGUE」について以下のように語っている。

2016年から始まったKOUGEI NOWという京都の伝統工芸の活性化事業がある。主催は京都府。運営は京都リサーチパークだ。第1回は3つの素材(丹後テキスタイル、京焼・清水焼、道具・材料)をテーマにサミットと実演を交えたイベントを開催。その回では問題提起が中心だったが、2018年3月17日18日に開催される第2回目では素材を限定せず、伝統工芸に従事するつくり手が立ち会う、見本市と販売会を複合させたかたちに進化させるという。それも、カンラという伝統とデザインが融合するホテルで。(KOUGEI NOWのプロジェクト「DIALOGUE」 見本市の新しいかたち【前編】より)

▲ホテル カンラ 京都

▲昨年開催された「DIALOGUE」の様子。

3回目となる今回のテーマは「親密な工芸」。前回に引き続き、ホテル カンラ 京都の客室やエントランスにて、70組以上の伝統的な背景を持った事業者が集まって開催される。会期中には関連イベントとして、日本各地の手仕事・地場産業に携わる福田春美(ブランディングディレクター)と鈴木修司(BEAMS JAPANバイヤー)のトークセッションやつくり手と交流が行えるレセプションパーティも実施予定だ。出展者情報は、随時KOUGEI NOWフェイスブックページインスタグラムで更新されている。

また、会期中はバイヤー、デザイナー、クリエイター、建築家など、工芸に関連する活動している方を対象にした職人の工房や町工場を巡る「B to B向け工場見学ツアー」も開催される。京都ならではの素材・技術・プロダクトが生まれる現場を見ることのできるこの機会は貴重だ。ツアー内容や日程などの詳細はウェブサイトでチェックできる。End

KOUGEI NOW 2019 “DIALOGUE”

※“DIALOGUE”は、工芸の見本市&展示販売会です。
※3月7日(木)は招待制の内覧会となっております。

会期
2019年3月7日(木) 11:00~19:00 *招待制内覧会
3月8日(金) 11:00~19:00
3月9日(土) 11:00~17:00
会場
ホテル カンラ 京都
入場料
1,000円(税込)
※出展商品の購入に使用できる500円デポジット付き
問い合わせ先
京都リサーチパーク 事務局
TEL:075-315-8491 FAX:075-315-9079
ウェブサイト
http://kougeinow.com/

トークセッション

ゲスト:福田春美(ブランディングディレクター)×鈴木修司(BEAMS JAPANバイヤー)
聞き手:藤井昌弘・北澤みずき(DIALOGUEキュレーター)

日時
2019年3月7日(木)
16:30〜18:00(開場は30分前から)
会場
THE KITCHEN KANRA (ホテル カンラ 京都 本館 B2F)
参加費
無料
申し込み
こちらよりお申し込みください。