電気自動車を手がける「SONDORS Electric Car」は、CEOのStorm Sondorsによるスタートアップである。同氏はこれまでに電動自転車「SONDORS Electric Bike」を開発、すでに世界42か国での販売実績をもっている。

同社はこうした流れを受けて、電気自転車業界で革命を起こすのに選んだ同じ原則を自動車業界にも適用し、購入方法や製造方法、さらには納入方法までも変えようとしている。独自の設備を構えて操業するのではなく、規模、スピード、効率を重視して製造パートナーを選択する計画だという。

手頃な価格のクリーンな交通手段を標準化するべく電気自動車の作成を目指し、2017年にはエクイティ（投資）型クラウドファンディングを実施して、100万ドル以上（約1億900万円）の資金調達に成功している。

そして、このEVを購入したい人は、100ドル（約10,900円）を支払って、公式サイトで予約すればよいだけだとしている。世界中の一流メーカーの材料や部品を設計、開発、調達する予定で、オンライン主体で販売。販売時には特定のオプションを選択でき、アドオンのリストから選択して自分の車をカスタマイズできる。

車は自宅に直接届けてくれるとのことで、消費者への直接販売によって、従来のディーラーシステムを通さないことで販売価格を下げられるそうだ。