NEWS | 建築
2019.02.05 16:04
フランスの建築家 ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)とOXO Architectesによる新たな建築計画「Ecotone Antibes」が発表された。
この計画は、神々に祝福された場所として、コート・ダジュールに代表される紺碧の空と海が広がる地域、南フランスの都市・アンティーブの北にあるソフィア・アンティポリス(Sophia Antipolis)で実施されるもの。
昨今、この街はテクノロジーの拠点としても、多くの研究者や学生が住んでいることでも知られるエリア。この地で、混雑する高速道路の脇にある敷地面積40,000平米を誇る小高い丘に、オフィス、ホテル、レストラン、多目的施設などを設計・建設することが主な目標だ。
この場所、丘陵の起伏、地平線、樹木、地域を打ち消すことなく表現するにはどうすれば良いのだろうか。
地域の地理的条件や歴史的条件に関する知識と、その場所をテーマに依頼した作品を提供する現代アーティストとのパートナーシップの両面でプロジェクトは進められる。たとえばアンティーブのラベンダーや灌木、ハーブに精通している造園家のJean Musが参加して、新しいビオトープの創造をサポートするという。