インテリアデザイン事務所 Alexander and Coによる
シドニーのLGBTコミュニティの中心地「The Imperial Hotel」

オーストラリアのインテリアデザイン事務所 Alexander and Coは、建築からインテリアデザイン、プロジェクトマネジメント、スタイリング、ブランディング、マスタープランニングまで、幅広い分野で活動を行っている。

同事務所が新たに手がけたのは、シドニーのアースキンビル(Erskineville)にある「The Imperial Hotel」。3階建てのレストラン&バーで、下のフロアはナイトクラブ、上のフロアはピッツェリア&バー「Imperial UP」となっている。

1階はオープンキッチン、250席のレストラン、プライベートダイニングルーム、カクテルバー、中庭へ続く光沢のある囲いがあるメインバーで構成。

文化的なアイコンである同ホテルは、同国の映画「プリシラ」(1994年)が生まれたスポットであり、歴史ある劇場やイベントスペースとして、大きな存在であるシドニーのLGBTコミュニティで中心的な役割を果たしているそうだ。

プロジェクト全体を通して、レガシーとしての価値と、安息の地を必要とするコミュニティが参加しやすい雰囲気を目指した。

また、Imperial UPでは、30席のダイナー、カクテルバー、プライベートダイニングルーム、ラウンジ兼ダイニングエリア、金色のピザオーブンと開閉式の屋根がある屋外バーを提供。2019年内には、オーストラリア初の同性婚大聖堂も屋上にオープンする予定だ。End