NEWS | プロダクト
2019.01.28 17:34
イギリスの自動車メーカー ジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)は、自動走行車の前方の道路上に進行方向を投影するシステムを開発している。
これは、車両が次の行動を他の道路利用者に伝達するための機能である。自動走行テクノロジーへの信頼性を高める研究の一環であり、将来的にはこの投影システムを利用して、障害物の検出や行程の最新情報を歩行者と共有することを目指している。
試験では、自動運転車両を手がけるAurrigo(オーリゴ)が開発した自動走行ポッドを使用。投影システムにより、間隔が調整可能な複数のラインやバーが現れる。
ラインの間隔は、ポッドがブレーキをかけようとすると縮まり、完全に停止するとほとんどなくなる。また、ポッドが加速するとラインの間隔は広がる。曲がろうとすると、バーは右か左に広がって進行方向を示してくれる。
Jaguar Land Roverは、自動走行、コネクテッド、電動、共有モビリティの分野で業界のリーダーとなったが、それでも安全性が最優先事項だとしている。
この取り組みは、「Jaguar F-PACE」や「Range Rover Velar」などを含む幅広い車種で利用可能な、定速走行・車間距離制御装置、ブラインドスポットアシスト、自動速度制限機能といった、先進運転支援システムを搭載した同社の現行モデルにも拡張されるそうだ。