シカゴ・オヘア国際空港の新ターミナル
Foster + Partnersらの設計案が公開

アメリカのシカゴ・オヘア国際空港では、新ターミナルの建設を予定している。1960年代に作られた既存のターミナル2に代わるもので、シカゴのイノベーション、建築、多様性の遺産を反映した最先端のグローバルターミナルとなるものだ。

現在、この新ターミナル・コンコースの建設に向け、設計案5点がシカゴ建築センターで発表された。応募作品はRahm Emanuelシカゴ市長の指揮のもと、一般に公開されている。

EpsteinおよびMorenoとジョイントベンチャーを構成するFoster + Partners設計案では、シカゴの玄関口のために新しいビジョンを構想。同市の進取の精神と建築遺産を体現するとともに、次世代の空港ターミナルを再検討。

乗客がエントランスでまず目にするのは3つの広いアーチで、ドロップオフカウンターの上は大きなキャノピーで覆われる。建物に入るとこれらのアーチは1本の曲線になり、内側と外側の境界をぼかし、飛行場の光景が目の前に広がることで空の旅のロマンスが再現される。大きく上がる屋根の下で、柱のない広々とした空間には自然光があふれる。

屋内空間は、「エメラルドネックレス」と呼ばれるシカゴの緑あふれる多様な近隣に着想を得ている。また、Dorchester Industriesと協力して芸術プログラムを提供し、地元の素晴らしい才能を披露するという。End