アマゾンは、アメリカ・ワシントン州スノホミッシュ郡周辺で、新しい荷物配達ロボット「Scout」の路上テストを開始したと発表した。

現在、アマゾンは顧客に無事に荷物を届けられるように設計された新しい完全電動配達システム「Amazon Scout」の開発に取り組んでいる。この小さいクーラーボックスほどのサイズのデバイスは同社が独自に開発したもので、歩く程度のスピードで歩道を進んでいく。2019年1月23日（水）から路上テストを開始したという。

同地の顧客は通常の注文で、運送業者かAmazon Scoutかのいずれかを選ぶことができるそうだ。Amazonアプリかamazon.comで買い物をすれば、プライム会員向けのお急ぎ便、無料の同日配送、1日～2日間配送など、通常と同じ配送オプションが受けられる。

まずは6台でテストを開始して、月曜日から金曜日までの日中に配達を実施。自動走行で配達経路をたどれるが、はじめはアマゾンの従業員が同行する。ペットや歩行者、障害物などを避けて、安全かつ無駄なく移動できるとしている。