本物そっくりでユーモラス。
イギリスのかぎ針編みアーティスト
Kate Jenkinsがつくるニット・シーフード

ロンドンのかぎ針編みアーティスト Kate Jenkinsは、絵や絵を描くのではなく、毛糸を使って3Dの作品を手がけている。

ニットデザイナーとしてのキャリアを積んだ彼女のデザインは、MissoniDonna KaranRalph Laurenなど、世界的なブランドでも使われているという。

そんな彼女の作品が、世界の不思議な場所を探検するウェブサイトであり、ガイドブックも出版する「Atlas Obscura(アトラス・オブスクラ)」で紹介されている。

Atlas Obscuraのサイトによれば、彼女の毛糸でつくったごちそうは、バラエティに富んだ食品を網羅しており、特にシーフードが得意だそうだ。スパンコールで覆われたイワシ、歌姫のようなロブスター、そして金色の目をしたイカといったいつものレパートリーに加え、レモンとパセリを添えたムール貝、エビ、カニ、カキを合わせた「Fishmas Wreath」を制作。

魚屋の店先に見立てた2015年発表の展示「Kate’s Plaice」では、制作に9カ月かかったが、今ではイワシ1匹つくるのに1時間しかかからないとのこと。

質感とプロポーションを正確に表現することに気を配りながら、ウィットを加えるのが彼女の創作の作法。フライドポテトにはベレー帽と細い口ひげをつけたり、フィッシュアンドチップスのボロボロの魚には包帯がついているそうだ。End