自動車部品メーカーのコンチネンタル
自走シャトルと配送ロボットによるモビリティプラットフォーム構想を発表

▲© Continental AG

ドイツ・ハノーファーに本社を置くタイヤ・自動車部品メーカーのコンチネンタル(Continental)は、自動走行シャトルと配送ロボットを組み合わせたシームレスなモビリティCES 2019で提案している。

同社は自走電気促進プラットフォーム「Continental Urban Mobility Experience」を構想。この無人運転車両は主に都市の「ファースト」または「ラストマイル」モビリティのソリューションとなるものだ。

シームレスなモビリティ・バリューチェーンの一環としてロボタクシーやポッドといった車両を投入、非稼働時間を減らして可能な輸送能力をさらに活用し、商品配達の拡大を目指すという。住宅地への商品・小包の配達が、年々増加するeコマース販売により成長著しいダイナミックな市場になると想定している。

▲© Continental AG

無人運転車はほぼ24時間365日稼働できるので、将来のスマートシティで非常に重要な要素とされる。革新的な都市プランナーにとっては、他の交通手段の最寄りのアクセスポイントへ向かうのに自家用車を使う必要がなくなれば、無人運転車が公共交通機関の価値を高めるものになる考えることができる。

日中には多くの配達が行われるが、多くの人々が学校や職場にいるときには、オフピーク時間となるロボタクシーを配送ロボットと組み合わせて配送業務に利用することも検討している。

同社はCES 2019期間中に、住宅を模したセットで配送ロボットと自走シャトルを組み合わせたユースケースを実演したそうだ。End