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2019.01.10 15:38
フォルクスワーゲンは、ベルリンに本社を置く新会社「Elli」を設立すると発表した。
社名は「Electric Life」を表しており、エネルギー提供や充電ソリューションの製品やサービスを開発・展開するブランドになるという。また、100%CO2を排出しない再生可能エネルギー由来のグリーン電力を顧客に提供することも視野に入れている。
同社は今後、インテリジェントな電力料金、ウォールボックス、充電ステーション、ITを使ったエネルギー管理システムを構築していくようだ。
自宅では、家庭用のグリーン電力の供給や、用途に合わせたウォールボックスの提供を行い、顧客が太陽光発電システムで生成した電力を車に保存したり、家庭で使用したり、電力網に販売することもできるという。
また2020年までに、従業員向けの駐車場に現在設置している1000基の充電ステーションを5000基まで増やし、欧州に4,000ある全ディーラーに対してウォールボックスを複数基設置する計画も進めている。
同社は2020年にEVプラットフォーム「モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス(MEB)」をベースにした初のシリーズ「フォルクスワーゲンID.」が一般販売されるまでに、個人や商用のe-モビリティ向けのソリューションを多数展開したいとしている。