トヨタ・リサーチ・インスティテュート（TRI）は、2019年1月8日（火）から年1月11日（金）までラスベガスで開催されるCES®（Consumer Electronics Show）で、新型の自動運転実験車「TRI-P4」を披露すると発表した。

P4は第5世代となる新型のLexus LSをベースとした車両で、TRIが手がける2つの自動運転システム「ガーディアン（高度安全運転支援システム）」と「ショーファー（自動運転システム）」の開発をこの車両で推進するという。

P4実験車は、LSの新しいシャシーとステアリングの制御技術を活用し、よりアジャイルでレスポンスが良くスムーズな自動運転を実現。また2つのカメラを追加して両サイドの認識性能を高めているほか、自動運転車用に設計された2つの画像センサーを前方と後方に追加装備している。

8つのスキャニングヘッドを持つLIDARシステムは、前モデル「Platform 3.0」を踏襲するが「賢さ」をさらに向上。より高い計算能力や機械学習能力などを兼ね備える。すべてのコンピューターにハイブリッド車の二次電池を使用し、12Vのバッテリーはバックアップとしてのみ機能する。

同車の外形デザインは、今回もミシガン州アナーバーのCALTY Design Researchが担当し、流れるような表面と独立感あるデザインが実現されている。

また同車は、TMNA R&D（Toyota Motor North American Research & Development）の試作車開発センターにて2019年春から製作が開始される予定だそうだ。