NEWS | プロダクト
2019.01.09 15:37
ロンドンのデザイナー Rowan MinkleyとRobert Nicollは、むいたあとで捨てるポテトの皮を利用して環境にやさしい素材「Chip[s] Board®」を開発した。
この素材の特長は、樹脂を使った合板やMDF材とはちがって生物分解性があること、そしてホルムアルデヒドやその他の有毒な樹脂や化学薬品を含んでいないことである。
彼らの目的は、他の人たちがゴミだと思うものに価値を見出すことにある。生産工程で出る副産物から環境に優しい素材を考え、開発・生産し、販売することで、地球の生態系に良い影響を与えることを目指している。
手がけているのは店舗装飾や椅子、陳列や仕切り壁など、インテリアデザインで活用できるパーティクルボードだ。
同素材は、産業界と協力して従来の直線的な生産モデルを再考し、現在使用されている有毒で持続可能でない材料の代替品として廃棄物の新たな用途を切り開くものである。彼らは、コストや性能もおろそかにせず、企業や個人が持続可能性の目標を達成できる製品を生み出したいと語っている。