オスロの建築事務所スノヘッタによる
"水"をテーマにした「Budapest South Gate」

ノルウェー・オスロの拠点を置く建築設計事務所 スノヘッタ(Snøhetta)は、「Budapest South Gate」のマスタープラン国際コンペで勝利した。

同コンペでは、教育、レクリエーション、スポーツの施設を含めた12,000人の学生が活動する新地区の革新的な提案が求められた。135ヘクタールの敷地では都市の関係性に焦点を当て、水と接続することで、強固なアイデンティティ形成を目指している。

この設計案は、ブダペスト市民のために活気あふれるウォーターフロントを創造する絶好の機会となるもので、主たるデザイン要素の水とともに、新地区にめぐらされた水路が強調されている。

Budapest South Gate International Master Plan Design Competition

川沿いの新しい公共都市空間のほか、公園にはレクリエーションエリアとスポーツ施設を設け、河川は都市地区の生物多様性を高めつつ、水処理機能も備える。

都市の構造では、すべての要素にはっきりとしたアイデンティティを付与し、互いに関連し合あうことで、はつらつとしてカラフルで、活気に満ちたブダペストの新地区「South Gate Peninsula」が誕生するという。

今後、長期にわたって発展することが予想されるブダペストが、ヨーロッパの中心都市になるうえで重要な都市計画となりそうだ。End