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2018.12.27 14:44
フランス・マルセイユ生まれの建築家 Stéphane Malkaが率いるMalka Architectureは、「BLVCK PYRVMID」を公開した。
これはエジプト・ギザ(Giza)の墓地遺跡にあったピラミッドを21世紀に完成させようとする試みで、ギザ台地から消えた伝説の黒いピラミッドを再建したもの。
もっとも伝統的な方法である花崗岩で作成しており、ピラミッドを建設したイムホテプとHemiounouへのオマージュだ。
ナイル渓谷の初期のピラミッドのように完全に埋没。広い流域の東端にあるギザの大ピラミッドに面しており、夕日が沈む西洋を向いている。
古代エジプト以来の階段ピラミッドの原形であるマスタバをモチーフに、現代のオアシスとしてデザインした。この新しいアゴラは、高原の砂漠にいる人々の交流を目的としている。
また、同作は逆さになったピラミッドで、ナイル流域の水から出て大地に戻ることを促すものだという。そのため、この埋まったピラミッドの6段目は地面と混じりあっており、天空に向かって登るのではなく大地と人とのつながりをもたせた設計になっている。