NEWS | テクノロジー
2018.12.27 14:19
CGなどを専門とするワシントン大学の研究グループ「GRAIL(Graphics and Imaging Laboratory)」は、1枚の写真から3Dの人物アニメーションを作成することに成功した。
この技術は「Photo Wake-Up」というもの。まず、1枚の写真を選び、中心となる人物が3Dアニメーションになり、これが写真を見ている人の方へ進んでくるのだ。こうしてできあがった3Dの人物は、HoloLensヘッドセットを使うと拡張現実として体験できる。
ユーザーはアート作品をバーチャルで抽出し、さまざまな視点から人物が絵画や写真から走り出してくるのを見ることができる。さらに、人物は座ったり、ジャンプしたりとさまざまな動きが可能だ。
このようにPhoto Wake-Upでは、1枚の写真から人物を3Dアニメーション化ができるのだが、その場合、新しい2Dワーピングを使用。テンプレートの身体モデルを変形して、人物の複雑なシルエットを作り、アニメーションになるメッシュを作成。さらに、一部を自動的にオクルージョンする処理方法を開発した。
同グループはすでに写真やポスター、アート作品でこの方法を実証している。ぜひ動画も見てほしい。