NEWS | 建築
2018.12.21 14:39
JR西日本は、同社が展開する「せとうちパレットプロジェクト」の一環として、2019年3月10日(日)に尾道駅新駅舎を開業すると発表した。
これは、西日本エリアでも多様な観光資源がある瀬戸内エリアを周遊する観光客の新拠点となるもの。
駅舎と店舗のデザインはアトリエ・ワンが監修。「尾道のまちなみに溶け込む空間づくり」、「尾道の風土を活かした空間づくり」、「多様な人々が集うコミュニティの場の創出」をコンセプトにしている。
瓦屋根や深い軒といった初代尾道駅舎(明治24年当時)のおもむきを踏襲し、プラットフォーム上部に張り出し、屋根勾配を工夫することで、尾道のまちなみとの融和を演出。
1階コンコースは、山と海の空気が感じられるように吹き抜けを設け、トップライトからは自然光が差し込むように設計。2階の展望デッキは屋根をくり抜いたようなデザインで、尾道水道の景色を借景として楽しむことができる。
これに加えて構内には、コンビニや宿泊施設、レンタサイクル&カフェなど7店舗が出店。駅全体が利用客や地域住民の憩いの空間になることをねらっている。2019年2月下旬からは、尾道駅総合ウェブサイト「おのえき」でも随時情報発信するそうだ。