メディアアーティスト・落合陽一氏の展覧会「質量への憧憬 〜前計算機自然のパースペクティブ〜」が開催される。

世界的なメディアアート賞であるアルス・エレクトロニカ賞を受賞するなど、国内外で注目されている落合氏はその肩書のとおり、メディアアートの制作、実世界志向コンピューティングの研究、研究開発の社会実装ための経営、大学教育を含めた教育活動やまた論文や書籍の執筆と活動領域は多岐に渡る。

メディアアートを含めた一連の制作において「イメージによる表現」と「物質による表現」の間の表現の可能性について探求し続けてきた彼の表現方法のひとつが「写真」だ。

本展は、落合氏とさまざまなビジュアルソリューションを提供してきたアマナが、”写真”を接点に、品川・天王洲にあるamana squareにて開催するもの。落合氏の“写真家”としての一面に迫り、その美的感覚やイメージを表現する。

展覧会のために撮り下ろした作品を含む、約20点の連作写真を始め、インスタレーションの展示も行われる予定。落合氏による質感や物質性そのものに注目した作品を通じ、氏の美的感覚の根底を探っていく展示となるようだ。