NEWS | 建築
2018.12.18 15:55
デンマーク・コペンハーゲンの建築設計事務所 COBEは、同地で手がけたRed Cross Volunteer Houseを公開した。
この建築はデンマーク赤十字社のオフィスを拡張したもので、元々はコペンハーゲン地区の地方政府の本社オフィスとして1950年代に設計された近代的な建物だ。
同団体のボランティア3万2千人の幅広い文脈に合わせたデザインで、寛容さと謙虚さを体現させた。
テラスや屋根としても機能する三角形をした階段状の入口は、一般の人でも入ることができる。道行く人を歓迎し、実際に中に入るように促すねらいがある。赤十字社のボランティアのための施設だが、市の公共スペースとしても機能させるという。
同建築の中心には、建物のすべての階につながるオープンホワイエスペースとアトリウムが設けられている。
コペンハーゲン最大の緑豊かなレクリエーション・エリアのひとつであるフェレドパーケン公園に隣接しており、ボランティア・ハウスとその周りの公共スペースによる新しい接続を促す機能を提供している。