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2018.12.13 13:14
マイクロソフトとナショナルジオグラフィック協会(National Geographic Society)は、2018年7月に応募を開始した新プロジェクト「AI for Earth Innovation」の助成者11名を発表した。
同プロジェクト は、AIやクラウドを活用して、地球の天然資源を監視、モデル化、管理するための新しいソリューションに資金を給付するもの。すべてのモデルはオープンソースとし、他の環境研究者やイノベーターにモデルを共有でき、環境科学やテクノロジーに関する実績があることを要件としていた。
今後、科学的調査と研究を通じて革新的なAIの応用をテストしながら重要な環境問題の解決を目指すという。
気候変動カテゴリーでは、「地球の氷河融解の認識方法の向上」と「アフリカにおける気候変動による移住の予測」が、生物多様性の保全カテゴリーでは、「南極ペンギンの個体数追跡」、「音場記録による鳥の鳴き声の特定」、「熱帯雨林の昆虫の鳴き声のモニタリング」、「ライオンの個体群のデータの取得と共有」が選出。
農業カテゴリーでは、「ウガンダにおける灌漑効率の向上」、「農地と水利用のマッピング」、「ウガンダにおける土地被覆変化の検出」が、水カテゴリーでは「有害藻類の開花発生の早期警告」と「小規模ダムと貯水池の検出とマッピング」が選ばれている。