NEWS | プロダクト
2018.12.13 13:57
佐藤オオキのデザインオフィス・nendoは、ZEBRAの新しいボールペン「bLen(ブレン)」のデザインを手がけた。筆記時に生じる「ブレ」を徹底的に抑制し、安定感のあるキビキビとした書き心地を実現したのが特長だ。
同品では、滑るような軽い書き心地がボールペン市場の主流だが、細かい文字などを筆記する際の「着地する」「止める」「曲げる」といった動作に着目。
直線に強い「スポーツカー」のようなペンではなく、足回りが良く、キビキビとした動きができる「コンパクトカー」のような新たなボールペンに仕上げた。
まず、コーナリングを安定させるために、ペン先付近に真鍮製のオモリを配置して、重心を一般的なボールペンよりも低めに設計。内部の密着度を高めることで筆記中の「遊び」や「ぐらつき」をなくした。
また、芯の出し入れを行うための内部のバネをノック部にも追加して、筆記時のノイズを抑制。さらに、濃くなめらかなエマルジョンインクを採用しつつ、芯を従来品よりも0.4 mm 太くすることで、振動の原因となる「しなり」を軽減した。
本体はしっかりと握りやすく、長時間使用しても疲れにくいように太めの形状を採用。ノック時の指の負担を軽減するフラットなノック部には、インクの色や太さなどの情報を配置することで、ペン立てに入れた状態でもすぐに判別できるようになった。ボール径は0.5mmと0.7mmの2種類、黒、赤、青の3色を用意。価格は150円(税抜)で現在発売中だ。