建築設計事務所 KPFが上海に設計した「Huamu Lot 10」
自然と芸術が体験できる都市建築

中国・広州の不動産ディベロッパーPoly Real Estate Groupは、ニューヨークの建築設計事務所 KPF(コーン・ペダーセン・フォックス)が上海に設計した「Huamu Lot 10」を公開した。

このプロジェクトは、持続可能な多目的都市環境を作り出すことで来場者を歓迎、アクティブな場所で自然と芸術が体験できる、参加型都市計画の新しい形を確立するもの。

中央広場の周辺に細やかに配置された3つのオフィスタワーと未来の美術館からなる。この広場は、周辺の文化プログラムによって活性化し、大規模なアートワークに対応するように設計。

3つのタワーはそれぞれ効率的に計画され、合理的に集結。力強い意見を発信し、さまざまな将来の文脈に対応できる。ガラスカーテンウォールのファサードからはパノラマビューが楽しめ、内装には豊富な自然光をもたらし、堅固な水平要素は剛性を強調している。

同じ高さに作られた精巧なカンチレバーにより接続したスカイ・ギャラリーを構築、周囲より上にあることで壮大で象徴的な空間となった。夜間には、これらのカンチレバー部分がライトアップされ、遠くからも認識できる象徴的な建築物になるだろう。また、建物の屋根やテラスにある階段状の庭園は、居住者に緑豊かな屋外集会スペースをあたえ、街を一望することも可能だ。End