子どものいる女性を支援するシェルター「Concourse House」
ニューヨークの建築設計事務所 MKCAが子ども図書館をデザイン
「冒険と想像」のためのスペースと機会を提供

ニューヨークの建築設計事務所 MKCAは、子どものいる女性を支援する1991年設立のシェルター「Concourse House」内に子ども図書館をデザインした。

同市ブロンクスにあるこのシェルターは、安心できる安定した一時的な住まいを提供することで、無住居の状態から脱出できるように支援するもの。定住生活への移行を成功させるべく、さまざまな社会的なサービスやプログラムを行っている。

この図書館は、Concourse Houseに住む子どもたちにとって、重要な教育資源となる新たな設備。読書に特化した場所をつくることで、ほかのプログラムスペースと切り離すことに成功。ボランティアと施設スタッフには待望のスペースで、読書や読み聞かせ、本に関連したイベントができるという。

子どもの認知的発達と情緒的健康に読書が重要であることは広く知られている。同図書館は、自分だけの本を手に取ることができない子どもたちのために、冒険と想像ができるスペースと機会を提供している。End