NEWS | テクノロジー
2018.11.30 16:41
Amazonは、同社が展開する「Machine Learning University」がどの開発者でも無料で利用可能になったと発表した。
同社は20年以上にわたって機械学習の開発・利用を行ってきた。数千人のエンジニアが社内の機械学習に従事、このシステムを通じてAmazonの購入サイト、製品、フルフィルメント技術の改善がなされていない店舗はほとんどないという。
多くのAWS(Amazon Web Services)利用者もこうしたAmazonの熱意を認識していると考え、以前は多額の投資を行ったテクノロジー企業だけが利用できた機械学習を、すべての開発者も無料公開することを決めた。
コースは「デベロッパー」、「データサイエンティスト」、「データプラットフォームエンジニア」、「ビジネスエグゼクティブ」の4つに分かれており、30以上の授業を45時間以上にわたってムービーなどで学習。
各コースは基礎学習から始まり、実例を挙げながらAmazonで解決してきた問題を、機械学習を通じて体験できる。授業は「ギフト包装条件の予測」、「配送ルートの最適化」、「インターネット・ムービー・データベース(IMDb)のデータを活用したエンターテイメントの賞の受賞予測」などを用意している。
また、この機械学習を通じて、Amazon SageMaker、AWS DeepLens、Amazon Rekognition、Amazon Lex、Amazon Polly、Amazon Comprehendなど、AWSが提供するサービスについても学ぶことができるそうだ。