Grimshaw Architectsの新プロジェクト「Eden Project North」
ムラサキイガイの形状に着想を得たパビリオン群を構想

ニコラス・グリムシャウが主宰するロンドンの建築設計事務所 Grimshaw Architectsは、イギリス・ランカシャー州モーカム(Morecambe)での「Eden Project International」の最新プロジェクトを公表した。

Eden Project International Ltd.は、世界中でエデンと呼ばれる施設を運営するEden Trustの一環として、実業家 ティム・スミット(Tim Smit)らが設立した企業。Eden Projectを通じて、さまざまな組織、企業、コミュニティ、研究機関、保護団体と協力し、土壌、水、食糧、生物多様性など、特定地域における地球規模の大きな課題に取り組んでいる。

Eden Project North」と呼ばれるこのプロジェクトでは、新しいアトラクションとして、ムラサキイガイ(mussel)の形状に着想を得たパビリオン群を構想。モーカムの海辺に面したこの建築では、自然環境と観光客をつなぐ屋内外の体験が楽しめるという。

そのビジョンは21世紀の海辺のリゾート。イメージを一新する海水浴場、庭園、パフォーマンススペース、没入型の体験、展望台なども併設される。

Eden Projectでは、Grimshaw Architectsが手がける「Rainforest and Mediterranean Biomes(熱帯雨林・地中海生物群)」というパビリオンが有名。今回のEden Project Northは、海洋環境にフォーカスして、モーカム独特の建築を創造するという。End