NEWS | 建築
2018.11.26 15:37
ニューヨークに拠点を置く建築設計事務所 Studio Cadenaは、新たなプロジェクト「Happy」を披露した。
三角形のオープンフレームからは、丸みを帯びた鮮やかな黄色のスクリーンが垂れ下がっており、単なる図形でもあり、ひとつの場所にもなるような空間が出現。親密さがあふれる共同空間となり、いつもと違う光をまとった街を眺めることができるアナログフィルターを提供している。
このささやかなインスタレーションは、ニューヨークの厳しい社会や政治のなかで、小さくてもなおポジティブな都市空間として、数か月にもおよぶ寒い冬を暖かく包み込んでくれるものだ。
風で穏やかに揺れるスクリーンの重なり合いはたえず光と絡み合い、道行く人には豊かにあふれる光が降り注ぐ。ふと立ち止まり、不思議な思いに包まれ、そして最も重要である笑顔になるためのシンプルな仕掛けで、私たちが望むもの=「Happy」を呼び起こす。
なお、このインスタレーションは2018年11月19日(月)から2019年1月まで、ニューヨークのフラットアイアンプラザ(Flatiron Plaza)で楽しむことができる。