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2018.11.21 14:51
NASAは、ほとんど騒音のない超音速航空機「X-59 Quiet Supersonic Technology」の実験機の初飛行に対して、わずか3年間という開発スケジュールを正式に発表した。
この重要な段階に至るまで、Key Decision Point-C(KDP-C)と呼ばれる厳格な調査を実施。この調査では、資金調達の観点からNASAの継続的なX-59への支援を確認し、30年以上の間にNASA初の有人フルサイズ実験機シリーズ「X-plane」開発に向けて達成可能なスケジュールを構築。
NASAの管理官 Jim Bridenstine氏は、「この飛行機が実現すれば、誰もが音速より速く飛行できるようになり、アメリカ国内や世界中の空の旅が変わる可能性があります」と語っている。
NASAはKDP-Cの作成から2021年まで飛行試験を行い、完全なX-59の開発努力を行う予定。KDP-Cに記載のコストとスケジュールから、プロジェクトをプログラム管理におけるベストプラクティスに合わせることで、プロジェクトを逸脱する潜在的な技術的リスクと予算の不確実性に対処する。
X-59 QueSSTは、ソニックブームの騒音を穏やかな打撃音にまで引き下げる構想だ。この超音速機をアメリカの指定地域上空を飛行させて、市民の騒音の感覚を測定。これをデータとして、当局は音速旅客機の上空通過に対する新たな規制を策定するそうだ。