MVRDV初のロシアでの建築プロジェクト「RED7」
赤レンガを用いた近隣の構成主義建築をモチーフに

建築設計事務所 MVRDVにとって初のロシアでの建築プロジェクト「RED7」は、現在289戸のアパートメントの販売を開始している。今回、提案されたデザインから新たなビジュアルが公開された。

近隣にある構成主義の建造物にインスパイアされたRED7は、モスクワ中心部への玄関口としてシンボル的な機能をするもの。角地で高さ78メートルの同建築の前面には、モスクワの素晴らしい地平線が広がっている。60%以上のアパートメントからは市街地の向こう側の景色を眺めることができ、20%以上には屋外テラスもあるという。

各戸は27~253平米で、プール付き・2フロアのフィットネスクラブ、広々とした屋外テラスを備えたスカイラウンジ、子ども用の遊び場、コワーキングスペース、レンタル・パーティスペース、映画館、ショッピングエリア、スーパーマーケット、284台分の駐車場を完備。

外装は特注の赤レンガで仕上げた。付近の構成主義の遺構をモデルにしており、暖かく馴染みのある側面も強調している。内装は、オランダのSabine Marcelisi29 interior architects、およびロシアのOleg Klodtなど、さまざまなインテリア・デザイナーが担当。

MVRDVは、2017年12月に行われた設計コンペに勝利し、2018年夏にモスクワの建築委員会が承認。建設は2018年11月末に着工し、2022年に完成予定だ。End