東京・銀座にあるギンザ・グラフィック・ギャラリーでは、第370回企画展「続々 | 三澤 遥」が2018年12月3日（月）から2019年1月26日（土）まで開催される。

「続々と」新鮮な驚きを世に提供し続けているデザイナー、三澤遥。社会やビジネスのあらゆる局面でグラフィックデザイナーの活躍が期待されている昨今、彼女の柔軟な思考性やアウトプットは、まさにそのような動向に応える指針のひとつとなっているといえる。

▲waterscape（写真：林 雅之）

彼女の仕事は、様々な課題解決や問題定義にとどまらず、身近にある物事の新たな捉え方や楽しみ方を提示しつつ、その先への可能性をも切り開いてく力に溢れている。

本展では、設立5年目を迎える三澤デザイン研究室がやってきたこと、今没頭していること、そして未来につなげていこうとしていることを通して、三澤の創作活動の一端を紹介するもの。

▲動紙 [takeo paper show 2018「precision」出品作品]

▲UENO PLANET

水中でくらす生物たちの生態環境を追究した「waterscape」、動的な機能を持つ紙を探究した「動紙」、上野動物園の知られざる世界を視覚化した「UENO PLANET」等、11つのプロジェクトを展示。

また、同展にあわせ、「gggBooks-128 三澤 遥」の刊行も予定。物質と物質、物質と環境が反応し合い、新たな現象が生じる瞬間。混沌とした思考をろ過し、本質的な事象がクリアになる衝撃が体感できるだろう。