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2018.11.09 19:21
ドイツの推進器メーカー・SCHOTTEL(ショッテル)は、オランダの造船会社・Damen Shipyards(ダーメン・シップヤーズ)と、完全電気推進船をカナダで運航する契約を結んだと発表した。
オンタリオ湖に浮かぶアマースト島(Amherst Island)とウルフ島(Wolfe Island)の新しいフェリーは、最大550kWの入力パワーをもつ4台のSCHOTTELツインプロペラSTP 260 FPにより推進。メインの推進力は、モビリティを確保するためのバックアップとして、ディーゼルエンジンを備えたバッテリが供給する。
2隻の新しい両頭型フェリーは、オンタリオ州交通省のフェリー部局であるMTOが運営。運航するフェリーの完全電化コンセプトにより、年間700万kgの二酸化炭素に相当する排出量を削減するという。
アマースト島フェリーは2020年に納入予定で、全長68m、幅25m、旅客定員300人で車両積載台数42台。2021年に納入予定のウルフ島フェリーは、全長98m、幅25m、旅客定員399人で車両積載台数75台。どちらも従来の推進速度と同じく最速12ノットで運航される。