NEWS | 建築
2018.11.07 11:48
さまざまなデザイン活動を行うSIMPLICITYの代表を務める緒方慎一郎は、世界有数のスキーリゾートとして名高いオーストリア・レッヒのHotel Almhof Schneiderのプロジェクトにおいて、空間デザインを手がけた。
同ホテルは、世界トップ5のスキーリゾートに名を連ねる美しい村レッヒにシュナイダー家が運営する5つ星のスキーインスキーアウトホテル。1929年に農家の一部をゲストルームに改装してホテルとして創業。伝統と現代の融合を自然と感じられるこのホテルは、卓越した美意識と極上の心地よさ、唯一無二のホスピタリティに溢れている。
本プロジェクトは、地下二層にわたって建築する新しい建物と、古い母屋をつなぐというもの。オーストリアと日本の両国には、月の暦に基づいて森林資源を循環利用しながら自然と共存してきたという共通点があることに着目し、自然との関わり方の根底に存在する「月を読む」をコンセプトにデザインを構築。
地上にはレッヒの自然をあらわす有機的なシンボルをデザイン。地下空間は、冬季は駐車場とエントランス、夏季にはギャラリーとして使用するユニークな空間だ。