NEWS | アート / 展覧会
2018.11.02 14:15
フランス・パリの中心にあるパリ市庁舎前広場(Parvis de l’Hôtel de Ville)では、2018年11月1日(木)から11月6日(火)にかけて連日10:00から19:00まで、建築家・田根剛によるインスタレーション「Furoshiki Paris」が開催される。
これは、2018年2月13日(火)から12月16日(日)まで開催のパリ市と東京都が中心となった文化交流プログラム「Tandem Paris-Tokyo 2018」の一環として行われるもの。
パリ市庁舎前では、東京からの巨大な「風呂敷の贈り物」として、仮設パビリオンを建てる予定。中には、風呂敷の歴史の紹介、風呂敷の形のインスタレーション、風呂敷の活用法のビデオ上映、フランスと日本のアーティストやデザイナーがデザインした風呂敷アートの展示、風呂敷でのラッピングが学べるワークショップコーナーを設けるという。
風呂敷は、世界初のエコバッグとして、8世紀の奈良時代から日本の人々が用いてきた一枚の布。シンプルで多目的なツールとして、歴史を通じて日本人の日常生活で伝統的に使われてきた。
東京都のこのプロジェクトでは、この日本の文化遺産がもつ文化的、環境的、芸術的、そして現代的な利点を、フランスの人々に伝えることを目指している。
また、これに合わせて、パリ15区にあるパリ日本文化会館でも、2018年10月30日(火)から11月10日(土)まで関連の展示が行われるそうだ。