NEWS | アート / 展覧会
2018.11.06 11:09
フランス・リヨンでは、2018年12月6日(木)から12月9日(日)まで、数十名のアーティストがそのイマジネーションを解放し、オリジナルの光の作品を披露するイベント「光の祭典(Fête des Lumières)」が開催される。
ルイ・プラデル広場では、長さ20メートル、高さ7メートルのインタラクティブな光のストラクチャーで、かのノーチラス号の世界とミステリアスな深海の世界を演出。真っ暗な深海で発光する水生生物の特異な能力による美を再現した、Nicolas Paolozziによる動く光の作品だ。
また、サンジャン大聖堂では詩的アートワークを披露。OCUBOというポルトガルのチームが、自然の2つの美の要素「色素」と「花」を探求。レーザー光線が質感やフォルム、色の戯れを補完しつつ、光の色素は詩的で瞑想的な壁画と化す。
さらに、アントナン・ポンセ広場では、Helen EastwoodとLaurent Brunがインタラクティブな光のモジュールWish Blowを展開。息をひと吹きするとたくさんのシャボン玉が光るという、カラフルできらきらとした効果を創出。
リヨンは、1989年に250棟以上のランドマーク的な建物に一斉にイルミネーションを施す照明計画を始めたフランスで最初の都市。照明が都市や建築の景観開発計画の一部となっており、最新の技術革新によって、リヨンの電力消費量は2001年から25%減少したという。