NEWS | フード・食 / プロダクト
2018.11.07 10:01
東京・神楽坂の「ふしきの」は、店主である宮下祐輔氏オリジナルの日本酒サービス・メソドロジーを活かして、当時世界初であった日本酒ペアリングをコアサービスとして2011年のオープンした会席料理と日本酒ペアリングの専門店だ。
今回、その「ふしきの」での日本酒サービスに関する研究と、国内外における日本酒や器に関するワークショップを続けてきた一つの成果として、誰もが簡単に、最も美味しく日本酒を楽しむためのオリジナル酒器「asobi sake ceramics」を開発した。
本製品は、「TYPE DRY」、「TYPE MILD」、「TYPE RICH」の3種の酒器から構成される。これらは、酒器によって味わいが変化する日本酒の特徴を踏まえ、それぞれ、甘味や酸味、濃度などの味わいの感じ方が変化するよう、サイズや形状、口造りの厚さや角度などが緻密に設計されている。これにより、対象となる酒本来のもつ特徴を最大限に引き出すことができるとのこと。
お酒の特徴に合わせて、酒器を変えて楽しむのはもちろんのこと、料理の味わいに合わせて日本酒の味わいを調整できるため、和食だけでなく、フレンチやイタリアン、中華など様々な料理と日本酒ペアリングを楽しむための酒器としての活用も期待できる。
素材は有田焼の窯元の協力により、400年の歴史を有する有田焼の原点でもある美しい白磁で造られており、お酒の色合いが見やすいだけでなく、温度を変えてお燗も楽しむことも可能だ。まさに、日本酒の味わいを楽しみ尽くせる酒器に仕上がっている。
2018年12月よりオフィシャルサイトを通じて販売が予定されている他、欧米やアジア圏を始めとした海外への輸出計画もあるとのことだ。