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2018.10.29 13:16
アムステルダムに拠点を置く建築家Angelo Rennaは、イギリス・ニューカッスル大学の土壌利用プロジェクト「SUCCESS」と共同で、「Sponge Mountain」という新たな作品を発表した。
これは、排出されたCO2を吸収する人工の山をイタリア・トリノに築くという企画。トリノとフランスのリヨンを57kmのトンネルで結ぶ鉄道プロジェクトが立ち上げられており、Sponge Mountainはその掘削から出た土を利用するという。
トリノはヨーロッパでも最も大気汚染のひどい都市のひとつ。高さ90mの森を築くことでCO2を吸収し、大気汚染の改善を目指すそうだ。
もちろんこれは提案であり実現性は不明だが、樹木を植えて公園にすることでトリノの新たなランドマークとなれば、開通する鉄道の利用客も増加するにちがいない。