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2018.10.25 15:20
1995年設立の非営利組織・Xプライズ財団(X Prize Foundation)は、同財団のサミット「Visioneering 2018」において、2016年に開始したコンペ「Water Abundance XPRIZE」の優勝者にアメリカのSkysource / Skywater Allianceが選ばれたことを発表した。賞金は150万ドル(約1億6870万円)という。
同コンペは世界の水不足解消を目指すもの。条件としては、1日当たり2,000リットル以上の水を大気から抽出すること、1リットル当たり2セント以下の費用に抑えること、再生可能エネルギーを100%使用することを満たす必要があった。
Skysourceの公式サイトによると、Skywaterは大気中の水分を凝縮させ、それをろ過して新鮮な飲料水を作る装置。
また、同サミットでは、実業家ウェンディ・シュミット(Wendy Schmidt)が主宰する、サンゴ礁の保護と復元についてのコンセプトデザインとして「Coral Survival」が選ばれた。この「Coral Survival」は、今後資金援助を得て、コンペ開催に移行する予定だそうだ。