世界遺産サグラダ・ファミリアがバルセロナ市と歴史的な合意
建築許可を得て2026年の完成を目指す

スペイン・バルセロナにある世界遺産サグラダ・ファミリアはこのほど、バルセロナ市当局と歴史的な合意を結んだ。

130年以上にわたり建築許可がないままだったが、教会側が今後10年をかけて3600万ユーロ(約46億4000万円)を市に支払うことで建設許可が下りることになり、違法建築状態が解消される。

支払いは陸上の交通機関や地下鉄へのアクセス、教会周辺の通りや公共サービスの改善に充てられるという。

バルセロナを象徴する同建築は、市民にも訪問客にも最も愛される遺産のひとつで、年間2000万人が訪れ、そのうち450万人が内部も拝観。

アントニ・ガウディの壮大なプロジェクトは2026年完成予定。今回の合意でようやく完成に向けて本格的に動き出すことになるだろう。End